昔から「ものづくり」に興味があり、一度、溶接に携わってみたいと思っていました。
幸運なことに、社長は前職のお得意様だったことからよく知っていたので、とてもリラックスできたことも入社理由のひとつです。
従業員の仕事の段取りや、お客様とのお打合せ、製品検査が主な仕事です。
仕事が段取り通りに進み、クレームなく納品が完了した時にやりがいを感じます。
また、指導した社員が私の教えたことを少しずつ自分のものにしながら上手くなり、成長する姿を見た時にも、大きなやりがいを感じます。
社長がキープしてきた製品の高い精度レベルを落とさないように、工場長として自分で検査するよう心がけています。
溶接の歪(ひずみ)修正にはずいぶん苦労しました。
製品の形状が変わると歪方も変わりますので、歪(ひずみ)修正は、おそらくリタイアするまで苦労しそうです。
最初のころは製品がスクラップになるほどの失敗をしたこともありました。
しかし、このような失敗を通して、「これ以上押したら、製品がつぶれてしまう」などの境が分かるようになり、今の仕事に生かせています。
仕事中はもちろん真剣ですが、時々みんなで冗談を言い合ったりしながらとても仲よくやっています。
社員は向上心がとても高いので、成長が早いです。
休憩になると私の仕事を見学したり、製品の仕上がりを見にきたりするほど熱心です。
会社のナンバー2として、「工場長だったら何を任せても大丈夫」とお客様に認めていただける存在になりたいです。
休日は家族と過ごすことが多いです。買い物にでかけたり、数年に一度は家族旅行もしています。
見積書の作成や伝票の起票、帳簿の仕訳・転記などの経理事務をはじめ、一般事務、営業事務、総務事務、労務事務など事務全般を請け負っています。
鉄工所の経理事務は初めての経験です。
しかし、前職が銀行員だったことから細かい数字に対する苦手意識がなく、比較的早めに経理の知識を習得できました。
また社長夫人という立場上、さまざまな取引先のお客様と話す機会があり、人づきあいを通じて以前では得られなかった多くの経験や考え方を学べ、視野が広がっています。
職場はとてもアットホームな雰囲気です。
日本人の社員が3人とベトナム人の研修生が6人働いています。
研修生たちは自分の息子と同世代なので、親元を離れて他国でがんばっている姿を見ていると、まるで自分の息子のように思えてきます。
私が社長夫人ということで、社員たちが身構えているところもあります。
そのため、個別に呼んで話や悩みごとを聞いたりしながら、母親のように接することでアットホームな雰囲気づくりを心がけています。
もちろん、社会人としてふさわしい行動がとれるように注意することもありますが、これも「母親」としての役割だと思っています。
現状に満足すると伸びしろがなくなるので、向上心のある人と働きたいです。
「なぜだろう」など、自ら考える力のある人がいいですね。
今は、技術を貪欲に自分のものにしたいと思う、やる気のある人たちが活躍してくれています。
次男が小学生でまだ小さいので買い物に行ったり、社長と釣りに行ったりして、家族で過ごす時間を大切にしています。